僕は現在、IT系転職エージェントのキャリアアドバイザーとして勤務していますが、これまで人事とITエンジニアという2つの職種も経験しています
業界大手企業の人事から未経験でITエンジニアになったのですが、この時の未経験エンジニア転職で多くの後悔をしました
この記事では、
- 未経験でエンジニアに挑戦しようとしている人
- 未経験エンジニアに待ち受ける現実を知りたい人
に向けて
僕が実際に体験した
- 未経験でエンジニアに転職して感じる後悔
- 未経験でエンジニアに転職する時に待ち受けてる現実
を紹介していきます
- 未経験でエンジニアに転職して感じる後悔
- 未経験でエンジニアに転職する時に待ち受けてる現実
この2点を回避する方法も紹介していきますので、ぜひ目を通していただけると嬉しいです!
【後悔】未経験でエンジニアに転職して年収が500万円から270万円に
一つ目の後悔が大幅な年収ダウンです
その額なんと230万円のダウン
転職する時に年収が下がることは承知の上でしたが、当時の僕は
生活水準を下げて節約すれば大丈夫だ!
技術を身につけて下がった分を副業で稼げば大丈夫だ!
なんてことを考えていました
そんな僕を待っていたのは
- 年収230万円ダウンの想像以上の影響
- 副業で稼げるようになるまでのハードルの高さ
という2つの悲劇でした
年収230万円のダウンが想像以上にきつい
年収が230万円下がったことで、想像以上に生活が苦しくなりました
具体的な金額のダウン幅をお伝えすると
- 月給の手取りが23万円から15万円に(8万円ダウン)
- ボーナス170万円が30万円に(140万円ダウン)
- 8万円×12ヶ月+140万円=236万円
こんな感じです
ボーナスのインパクトも大きかったですが、何より月給の手取り8万円ダウンがだいぶきつかったですね
毎月手元に入ってくるお金が大幅に減っているので、生活に出る影響としては
- 貯金は全くできない
- コンビニの利用頻度が減る
- 外食の頻度も減る
- 旅行もできない
という感じでした
ただ、贅沢はできないけどなんとか生活できるレベルではあったので
頑張って技術力を上げて副業で稼ぐぞ!
という気持ちは捨てずに頑張ろうとしていました
そんな駆け出しエンジニアの僕に、さらなる現実が襲い掛かります
【現実】エンジニア歴半年〜1年未満では副業で稼ぐのが難しい
エンジニアになれば副業で稼げると言ったな、あれは嘘だ
未経験で転職した駆け出しエンジニアは副業では稼げません
完全に不可能というわけではありませんが、ハードルは想像以上に高いです
その理由は
- 完全在宅!土日のみOK!のような案件はそもそも実務経験2年以上が必要で受注できない
- HTML、CSSの簡単な修正のような案件は人気がありすぎてすぐ埋まってしまう
といった感じです
完全在宅!土日のみ!
というのはエンジニアの副業の謳い文句でよく見かけると思いますが、これに求められるレベルは高いです
完全在宅ということは、ざっくり
- 既に進んでいる開発にキャッチアップできる力
- 文書のみの指示で現状を把握できる力
- 文書のみの指示で確実に実装できる力
といった力が必要になるのですが、これらの力を持っている証明に実務経験2年以上を課しているパターンが多いです
なので、まとまった金額を稼げる案件はそもそも受けられないんです
なら簡単な案件で小銭を積み上げるぞ!
ということで、実務経験半年から1年でも受けられる案件を探すのですが、これがほとんどないんです
あってもとてつもない速さで埋まるか、少ない募集定員にものすごい人数が応募しているので、受注する難易度が高いです
とはいえ、こちらは
- クラウドソーシングサイトに張り付いて案件状況をチェックし続けて
- 自分の能力をしっかり売り込む
ことができれば受注できる可能性が十分あるので、頑張る価値はあると思います
しかし、私にはその時間がありませんでした
その理由は、日々の業務に追いつくのに必死だったからなのですが、そうなった原因は次の後悔に隠されています
【後悔】経歴詐称をさせるSES企業に入社してしまった
僕は転職サイトで見つけたSES企業に入社したのですが、その企業が3ヶ月研修した社員を実務経験3年と偽って現場に入場させるとんでもないブラック企業だったのです
入社後は充実した3ヶ月の研修で安心!
創業期だから社員の声をどんどん反映させます!
という点に惹かれて入社し、研修が始まってから1ヶ月後、商談(常駐する企業を決める面談)の準備ということで営業に呼ばれて話を聞いていると
これが君の技術経歴書だから、話せるように準備しておいてね
と、3年分の架空の経歴が書かれた技術経歴書を渡されました
言葉を選ばずにいうと
経歴詐称できるように準備しておいてね
ということを言われたのです
ちょっとやばい会社に入ってしまったのでは、、、?
と疑問を抱きつつも商談に参加し、なんとか常駐先が決定しました
3年目の人間として入場するのですが、経験は3ヶ月の研修のみなので
- 退場になってしまう為、経歴詐称がバレてはいけない
- ボロを出さない為、質問することにも遠慮しがちになる
- わからないことがあってもすぐには質問できない
- 聞けばわかることであっても自分で調べる
- その分時間がかかる
といった悪循環が発生します
遅れを取り戻すために残業もしますし、休日も作業していたので、副業で稼ぐという時間はありませんでした
騙し騙しの作業ではありましたが、入場から1年経つころには一機能を一人で担当できるようになりました
現場の方からも
君が良ければうちで直接雇用したいよ!
という話をもらえるようになりましたが、そうなるまでは精神的な余裕も時間的な余裕もなく大変でした
未経験でエンジニアに挑戦する時の後悔を減らす方法【企業選びが重要】
これまで僕が感じた後悔と、直面した現実をご紹介してきましたが、これらを回避する方法は慎重な企業選びにつきます
今回ご紹介した後悔、現実にやられてしまった原因は
- 待遇を下げ過ぎてしまったこと
- まともなSES企業に転職できなかったこと
につきます
キャリアアドバイザーになってから色々な企業の求人を見てきましたが、未経験でも挑戦できる
大手企業の求人
自社勤務の求人
チーム常駐のみの求人
があることがわかりました
これらの企業から内定を獲得するのはもちろん簡単ではありませんが、こういった選択肢があることを知っているか知らないかでは転職活動への納得感が大きく変わります
そして、上でご紹介した未経験で挑戦できる大手企業の求人は、エージェント限定で応募しているケースがほとんどです
また、転職エージェントは利用時の採用コストが転職サイトよりも高額になるので、SESであってもしっかりを利益を生み出している企業でないと利用できません
しっかり利益を出している企業であれば、社員に経歴詐称をさせて現場に突っ込むということはしないので、安心して企業選びをすることができます
少しでもいい待遇で転職する為にも、僕が感じた後悔や現実を回避する為にも
エージェントを活用するのがおすすめです
未経験でエンジニアに挑戦する際におすすめな転職エージェント【大手がおすすめ】
未経験でエンジニアに挑戦する際におすすめなエージェントは
の2つです
それぞれがおすすめな理由を紹介していきます
リクルートエージェント【業界最多の求人数】
リクルートエージェントがおすすめな理由は、先ほど紹介した
大手企業の求人
自社勤務の求人
チーム常駐のみの求人
に出会える可能性が最も高いエージェントだからです
リクルートエージェントの求人数は、転職エージェントの中でも最多を誇っています
求人数最多ということは、それだけ出会える求人の数も多いということです
少しでもいい待遇、いい条件でエンジニアに転職するためには、選択肢は多いに越したことはありません
なので、リクルートエージェントがおすすめできるのです
リクルートエージェントの魅力をより知りたい人は、こちらの記事もご覧ください
マイナビエージェント【高い提案力】
続いてはマイナビエージェントです
マイナビエージェントがおすすめな理由は、キャリアアドバイザーの提案力が高いからです
私はエンジニアから転職する時にマイナビエージェントを利用したのですが、人事とエンジニアの経験を両方活かしつつ、年収もアップできる転職先としてキャリアアドバイザーを提案してもらいました。
その提案通りいくつかの企業から内定を獲得したのですが、入社する企業選びも丁寧に相談に乗ってもらいました。
転職エージェントは求職者を入社させることで企業から報酬を獲得するので、入社先を決める際の相談に親身に乗るのは当然といえば当然ですが、各企業に入る際のメリットデメリットをしっかり説明してもらえたので、納得感を持って転職先を決めることができました
未経験でエンジニアに転職する際も、
- これまでの経験で活かしたいこと
- これから経験していきたいこと
をしっかり聞いた上で、希望に沿った求人を提案してくれます
マイナビエージェントの魅力を詳細に知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください!
【まとめ】未経験でエンジニアに転職するならエージェントをうまく活用しましょう
未経験でエンジニアに転職する際には、どのような現実が待ち受けているかしっかり認識しておくことが大切です
しっかりと認識した上で
- 年収をできるだけ下げない
- 経歴詐称をさせるようなブラックSESに入らない
これらを叶えられる企業でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせましょう
そんな企業に出会うために、転職エージェントをうまく活用しましょう!
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